こんにちは、てこです。
先日、筑前煮の作り方をご紹介しました。
が、そこで一つ疑問が。
「筑前煮とうま煮、煮しめ…違いはなんだ⁉今回作ったのは筑前煮でよかったのか⁉」
違いは何なのか、調べてみました!
筑前煮 とは
【意味】鶏肉とニンジン・ゴボウ・レンコン・コンニャクなどを油で炒め、砂糖・醤油で甘く煮た料理
【語源・由来】筑前は、現在の福岡県北部・西部にあたる旧国名。
筑前地方で好んで作られるこの料理は、一般の甘煮と違い、煮る前に油炒めをすることから、「筑前地方独特の煮物」の意味でこう呼ばれるようになった。
このことから解るように「筑前煮」は筑前以外の地域での呼称で、筑前やその周辺地域では「がめ煮」と呼ばれている。
―語源由来辞典より―

うま煮 とは
人参、たけのこ、椎茸、絹さや、蓮根などをだし、醤油、酒、みりん、砂糖などで調理したもの。
煮ものの一種。
用いられる材料にはバリエーションがあり、地域や家庭によってはコンニャクや生麩、かく麩などが入る。
―日本の食べ物用語辞典より―
煮しめ とは
煮しめ(にしめ)とは、煮物料理のひとつ。日本の代表的な家庭料理の一つでもある。
根菜類や芋類、こんにゃく、昆布、油揚げなどを甘く煮たものをこう呼ぶことが多いが、煮しめにされる具材はその地方や季節でさまざまであり、鶏肉をはじめとする肉類、ちくわやかまぼこなどの水産練り製品(いわゆる練り物)、地域によっては魚も用いられ、味付けもさまざまである。
日常の食事において供されるほか、お盆や正月、節句や祭りなどの、人が多く参集する際のふるまい・もてなし料理としても供される。
こういったことからいわゆる「おふくろの味」のひとつとされることも多い。
煮汁が残らないように時間をかけてじっくり煮る調理法を「煮しめる」というが、これが転じてそのように料理されるものを「煮しめ」と称する。「煮染め(にしめ)」「煮締め」「お煮しめ」などとも言う。
―Wikipediaより―
まとめ
「筑前煮」「うま煮」「煮しめ」の違い、てこ調べ
・「筑前煮」の「筑前」は九州のことだった
・材料に違いはない
・作り方に違いがある
年末に作り方を調べていると、筑前煮、うま煮、煮しめそれぞれの作り方が
「煮しめ」が一番丁寧。一つ一つの具材をそれぞれ煮しめてから盛り付けているため、手間も時間もかかるように感じました。
うま煮と筑前煮では、筑前煮は油で炒める工程があり、うま煮はそれがない、という感じ。
普段、気軽に作るなら「筑前煮」や「うま煮」、おめでたい席のおもてなし料理なら「煮しめ」がいいのかもしれません。
ご紹介した作り方では、最初に油で炒めていることから、「筑前煮」ということでよいのかな。
「煮しめ」はちょっとハードルが高いけど、いつか挑戦してみたいと思います。